IPOに当選したいけど、岡三オンライン証券ってどうなの?
岡三オンライン証券は、IPO(新規公開株)に参入しようと考えているあなたにおすすめな証券会社です。
岡三証券といえば、古くからの老舗証券会社ですよね?
岡三オンライン証券は2006年から業務を開始し、両社は2022年に経営統合しています。
岡三オンライン証券が2022年のIPOを実施した企業の幹事を務めた数は、91社中37社。
これは幹事数を務めた証券会社ランキングでは決して多いほうではありません。
SBI | 楽天 | マネックス | 松井 | SMBC日興 | みずほ | 大和 | 大和コネクト | 野村 | 岡三オンライン | 岩井コスモ | SBIネオトレード | DMM |
89 | 65 | 61 | 54 | 47 | 47 | 42 | 42 | 39 | 37 | 37 | 19 | 12 |
IPOで幹事を務める20余社のうち6社のみです
岡三オンライン証券は、証券会社の口座を数多く持つことが必須のIPOにおいても、
初心者で低資金のユーザーには登録必須の証券会社です。
まずはIPOの申し込み時にも資金が不要な岡三オンライン証券をはじめとした6つの証券会社に口座を開設し、IPOに参加してみましょう。
- 松井証券
- みずほ証券
- 野村證券
- 岡三オンライン証券
- SBIネオトレード証券
- DMM.com証券(DMM株)
まずはこの記事を読んで、口座開設したら明日からでもIPO抽選に参加できるようになりますよ。
この記事のデータは2023年7月5日時点のものです。
岡三オンライン証券のIPO購入の特徴
ここでは、岡三オンライン証券でIPOの抽選に参加する際の特徴を紹介していきます。
IPO抽選に参加する資金は0円
岡三オンライン証券では抽選申し込みの際、資金が一切不要です。
IPOの売出し価格は概ね1,000円から5,000円程度です。
通常、多くの証券会社では抽選に参加する際、購入資金として10~50万円くらいを必要とします。
多くは単元株100株が最低購入株数です
ですが、岡三オンラインをはじめとする6つの証券会社では、申し込み資金が不要。
なので、複数の証券会社から同じ企業のIPOに申し込む際に豊富な資金が必要ないんです。
資金に乏しいIPO初心者には有難いですね。
岡三オンライン証券のIPO抽選方法は?
岡三オンライン証券のIPO抽選は、完全平等抽選です。
岡三オンライン証券では、個人・法人問わずIPO購入申し込みは100株のみ。
全ての申込者が100株づつ申し込んでいる中での完全平等抽選です。
申し込み株数に応じて当選確率が上がる証券会社もありますが、岡三オンライン証券なら他のユーザーと同じ確率で当選を期待できますよ。
IPOの購入と売却手数料
岡三オンライン証券では、IPOの買付時の手数料は無料です。
抽選に当選すれば、売り出し価格×購入株数の金額だけでIPOを購入できますよ。
また売却時も、開設口座を『定額プラン』にしておけば、売却代金が100万円までであれば手数料は無料です。
IPO初心者のうちは100株づつ購入している限り、100万円を超えることは無いでしょう。
IPO購入資金の入金と売却時の出金手数料
抽選に当選した時に入金する購入資金ですが、通常は自分の銀行口座から岡三オンライン証券の口座に入金するのに振込手数料がかかります。
まとまった金額だと500円前後かかりますよね
ですが、岡三オンライン証券のWebサイトから即時入金サービスを利用すると入金手数料が無料になります。
即時入金サービスが利用できるのは、以下の銀行でインターネットバンキングできることが必須。
上記の銀行に口座をお持ちでない方は、振込手数料を節約できるよう口座開設しておきましょう。
また即時入金サービスを利用すれば当選後、即入金できるので当選の幸運を逃すこともありません。
IPO売却後は金融機関に関係なく、岡三オンライン証券から自分の銀行口座に振込み依頼する際の手数料も無料です。
岡三オンライン証券のIPO実績
岡三オンライン証券のIPOにおける実績を紹介します。
主幹事を務めたことはありません。
以下は2022年の岡三オンライン証券が幹事となった37社のIPO上場時の結果です。
初値の上昇額が少ない順に並べています。
企業名 | 公募価格 | 初値 | 初値上昇額 | 上昇率 |
リカバリーインターナショナル | 3,060 | 2,640 | -420 | (-13.7%) |
アップコン | 1,280 | 1,000 | -280 | (-21.9%) |
ASNOVA[アスノバ] | 1,630 | 1,499 | -131 | (-8.0%) |
GENOVA[ジェノヴァ] | 1,800 | 1,760 | -40 | (-2.2%) |
エージェント・インシュアランス・グループ | 640 | 600 | -40 | (-6.3%) |
フーディソン | 2,300 | 2,300 | 0 | (+0.0%) |
マーキュリーリアルテックイノベーター | 1,270 | 1,355 | 85 | (+6.7%) |
サイフューズ | 1,620 | 1,720 | 100 | (+6.2%) |
スカイマーク | 1,170 | 1,272 | 102 | (+8.7%) |
エアークローゼット | 800 | 910 | 110 | (+13.8%) |
FPパートナー | 2,600 | 2,750 | 150 | (+5.8%) |
AViC[エイビック] | 1,020 | 1,266 | 246 | (+24.1%) |
ティムス | 670 | 919 | 249 | (+37.2%) |
キットアライブ | 1,410 | 1,666 | 256 | (+18.2%) |
日本ビジネスシステムズ | 1,520 | 1,827 | 307 | (+20.2%) |
坪田ラボ | 470 | 794 | 324 | (+68.9%) |
オープンワーク | 3,150 | 3,500 | 350 | (+11.1%) |
大栄環境 | 1,350 | 1,710 | 360 | (+26.7%) |
サンクゼール | 1,800 | 2,201 | 401 | (+22.3%) |
プログリット | 730 | 1,180 | 450 | (+61.6%) |
FCE Holdings[エフシーイーホールディングス] | 1,560 | 2,060 | 500 | (+32.1%) |
グラッドキューブ | 960 | 1,500 | 540 | (+56.3%) |
フルハシEPO | 1,140 | 1,733 | 593 | (+52.0%) |
BTM[ビーティーエム] | 1,500 | 2,118 | 618 | (+41.2%) |
モノアイ テクノロジー | 660 | 1,280 | 620 | (+93.9%) |
コーチ・エィ | 1,840 | 2,500 | 660 | (+35.9%) |
クリアル | 930 | 1,600 | 670 | (+72.0%) |
ライトワークス | 2,100 | 3,000 | 900 | (+42.9%) |
ファインズ | 1,800 | 2,703 | 903 | (+50.2%) |
ジャパニアス | 1,020 | 2,010 | 990 | (+97.1%) |
Rebase[リベース] | 920 | 2,120 | 1,200 | (+130.4%) |
トリプルアイズ | 880 | 2,200 | 1,320 | (+150.0%) |
スマサポ | 800 | 2,250 | 1,450 | (+181.3%) |
ビジネスコーチ | 2,070 | 4,155 | 2,085 | (+100.7%) |
ビーエックス | 1,600 | 3,750 | 2,150 | (+134.4%) |
イーディーピー | 5,000 | 8,200 | 3,200 | (+64.0%) |
INFORICH[インフォリッチ] | 4,600 | 10,510 | 5,910 | (+128.5%) |
幹事を務めた37社中、初値が公募価格より少しでも値上がりしたのは31社(83.8%)。
逆に値上がりしなかったのは以下の6社です。
参考までに値下がりした企業の業種も掲載してみました。
企業名 | 業種 | 公募価格 | 初値 | 2023/7/7終値 |
リカバリーインターナショナル | 訪問看護ステーション | 3,060 | 2,640 | 2,805 |
アップコン | 建設業 | 1,280 | 1,000 | 1,400 |
ASNOVA[アスノバ] | 建機・建材リース | 1,630 | 1,499 | 1,107 |
GENOVA[ジェノヴァ] | 足場のレンタル・販売 | 1,800 | 1,760 | 1,300 |
エージェント・インシュアランス・グループ | 保険業 | 640 | 600 | 1,059 |
フーディソン | 食品卸(水産)他 | 2,300 | 2,300 | 2,081 |
上記の表で、赤字は初値より現在(2023年7月)の時点で値上がりしている企業です。
初値では値上がりしなくても、その後の業績で初値あるいは公募価格以上になるケースも少なくありません。
仮に当選したIPOが初値売却時に値下がりしても、必ずしもがっかりする必要はありませんね。
より慎重を期したい方は、IPO企業の業種や社歴などを自分なりに見極めて、IPOに参加するようにしましょう。
まとめ:岡三オンライン証券ならIPOは完全平等抽選【資金不要】
この記事では岡三オンライン証券の以下のような特徴やメリットを紹介しました。
- IPO抽選参加の資金が不要。
- IPOの購入・売却手数料が無料(口座が定額プランの場合)。
- 購入資金の入金や出金手数料が無料(特定銀行のインターネットバンキング利用時)。
- IPO抽選が、資金や経験を問わず完全平等抽選(1人100株)。
IPOは1年中実施されていますが、多い月もあれば少ない月もあります。
ということで、この記事は以上です。