SBIネオトレード証券のことを詳しく知りたいんだけど…
SBIネオトレード証券(前身はライブスター証券)はSBIホールディングスの完全子会社の証券会社です。
- IPO抽選参加の資金が不要。
- IPOの購入・売却手数料が無料。
- 購入資金の入金や出金手数料が無料(入金はクイック入金利用時)。
- IPO抽選は、割り当ての10%を完全平等抽選。
IPO(新規公開株)に参加する際、抽選申込み時の資金が不要なので気軽に参加できるのが魅力の証券会社でもあります。
2022年のIPOでは91社中19社で幹事を務めています。
SBI | 楽天 | マネックス | 松井 | SMBC日興 | みずほ | 大和 | 大和コネクト | 野村 | 岡三オンライン | 岩井コスモ | SBIネオトレード | DMM |
89 | 65 | 61 | 54 | 47 | 47 | 42 | 42 | 39 | 37 | 37 | 19 | 12 |
幹事数は決して多くは無いですが、IPOで当選するには証券口座数は多いに越したことはありません。
ましてや抽選申込み資金が不要なので、無料でIPO抽選に参加して当選確率を上げたければ登録必須の証券会社です。
まずはIPOの抽選申し込み時に資金が不要なSBIネオトレード証券をはじめとした6つの証券会社に口座を開設し、IPOに参加してみましょう。
IPO抽選に資金不要で参加できる証券会社6つは別記事で紹介しています(予定)。
SBIネオトレード証券では、口座開設の申込みから実際に開設されるまでは、IDやパスワードが郵送で届くこともあり、3~7日程度かかる可能性があります。
この記事を読んで、口座開設したくなったら早めに申し込んで郵送を待つようにしましょう。
この記事のデータは2023年7月13日時点のものです。
SBIネオトレード証券のIPO購入の特徴
ここでは、SBIネオトレード証券でIPOの抽選に参加する際の特徴を紹介していきます。
IPO抽選に参加する資金は0円
SBIネオトレード証券ではIPOの抽選申し込みの際、資金が一切不要です。
多くの証券会社では抽選に申し込む際、購入準備金が必要になります。
一般的にIPOの売出し価格(公募価格)は概ね1,000円から高くても5,000円程度。
通常は単元株と言われる『100株』が最低購入数なので、必要な購入準備金はおおむね10~50万円になります。
多くのIPOに参加する証券会社では、この金額を抽選申込みの際に証券会社の口座に入金する必要があります。
ですが、SBIネオトレード証券をはじめとする6つの証券会社では、申し込み資金が不要です。
抽選申込みに資金が不要というのは、IPO初心者には口座開設するデメリットが何もありません。
SBIネオトレード証券のIPO抽選方法は?
SBIネオトレード証券では、前月の取引額に応じてステージ制のIPO配分が行われます。
ステージ制に割り当てられるのは、SBIネオトレードに配分されたIPOの90%です。
- 条件1:前月の売買代金合計額
- 条件2:前月末時点の「保有現物株残高」と「保有投資信託残高」の合計額
株等の取引が無いユーザーは、ステージ制の残り分10%を完全平等抽選で当選狙いすることになります。
この記事を見てるほとんどのユーザーはこちらになるでしょう。
SBIネオトレード証券IPOの各種手数料
ここでは、IPOに関わる各種手数料を確認していきます。
IPO株の売買手数料
IPOの売買手数料はSBIネオトレード証券であなたの1日の約定金額が100万円までなら0円です。
口座が定額プランの場合です。
IPOのみの利用なら、ほぼ無料で済ますことができますね。
入出金手数料はクイック入金がお得
SBIネオトレード証券での入出金手数料は以下のようになっています。
まず、SBIネオトレード証券への入金は、『クイック入金』を利用することで手数料を無料にすることができます。
『クイック入金』は、以下の銀行の口座でインターネットバンキングできることが条件です。
もしこれらの銀行口座が無ければ、IPOをやる上では口座開設しておいた方がお得ですよ
通常の銀行振込でも入金は可能ですが、数百円の振込手数料がかかるのと、反映に時間がかかるので、クイック入金がオススメですよ。
またSBIネオトレード証券からあなたの銀行口座への出金手数料は0円です。
証券会社が負担することになってます。
低資金でIPOを行うには頻繁な入出金が行われます。手数料が無料になるよう主力銀行の口座開設は必須ですよ。
SBIネオトレード証券のIPO実績
SBIネオトレード証券の2022年IPOにおける実績を紹介します。
2022年はIPO実施91社中、SBIネオトレード証券が幹事を務めたのは19社。
19社の公募価格と初値は以下のような感じです。
初値の上昇額が少ない順に並べています
企業名 | 公募価格 | 初値 | 初値上昇額 | 上昇率 |
INTLOOP[イントループ] | 3,500 | 3,150 | -350 | (-10.0%) |
マイクロアド | 1,410 | 1,290 | -120 | (-8.5%) |
セレコーポレーション | 1,900 | 1,820 | -80 | (-4.2%) |
マイクロ波化学 | 605 | 550 | -55 | (-9.1%) |
GENOVA[ジェノヴァ] | 1,800 | 1,760 | -40 | (-2.2%) |
マーキュリーリアルテックイノベーター | 1,270 | 1,355 | 85 | (+6.7%) |
サイフューズ | 1,620 | 1,720 | 100 | (+6.2%) |
クラシコム | 1,420 | 1,520 | 100 | (+7.0%) |
アソインターナショナル | 870 | 1,001 | 131 | (+15.1%) |
リンカーズ | 300 | 503 | 203 | (+67.7%) |
SBIリーシングサービス | 2,980 | 3,300 | 320 | (+10.7%) |
サンウェルズ | 1,940 | 2,300 | 360 | (+18.6%) |
FIXER[フィクサー] | 1,340 | 1,822 | 482 | (+36.0%) |
モノアイ テクノロジー | 660 | 1,280 | 620 | (+93.9%) |
カジー | 1,350 | 2,001 | 651 | (+48.2%) |
プロパティ テクノロジーズ | 2,950 | 3,980 | 1,030 | (+34.9%) |
Rebase[リベース] | 920 | 2,120 | 1,200 | (+130.4%) |
アイズ | 2,200 | 5,160 | 2,960 | (+134.5%) |
ウェルプレイド・ライゼスト | 1,170 | 6,200 | 5,030 | (+429.9%) |
幹事を務めた19社中、初値が公募価格より少しでも値上がりしたのは14社(73.7%)。
逆に値上がりしなかったのは以下の5社です。
企業名 | 業種 | 公募価格 | 初値 | 2023/7/12終値 |
INTLOOP[イントループ] | 人材コンサル他 | 3,500 | 3,150 | 5,060 |
マイクロアド | マーケティング支援他 | 1,410 | 1,290 | 5,110 |
セレコーポレーション | 関東の建設・管理受託 | 1,900 | 1,820 | 2,505 |
マイクロ波化学 | マイクロ波製品製造開発 | 605 | 550 | 1,869 |
GENOVA[ジェノヴァ] | 足場のレンタル・販売 | 1,800 | 1,760 | 1,737 |
上記の表で、赤字は初値より現在(2023年7月)の時点で値上がりしている企業です。
初値では値上がりしなくても、その後の業績で初値あるいは公募価格以上になるケースも少なくありません。
仮に当選したIPOが初値売却時に値下がりしても、必ずしもがっかりする必要はありませんね。
業種によっては、将来性を考慮して買い戻すのもアリです。
より慎重を期したい方は、IPO企業の業種や社歴などを自分なりに見極めて、IPOに参加するようにしましょう。
SBIネオトレード証券でのIPO申し込みの流れ
ここでは、SBIネオトレード証券でのIPO申込みの流れを紹介します。
①抽選申込み
申込み画面で以下の内容を選択または入力します。
- IPOを申し込む銘柄(企業)を選択
- 申し込む株数(通常は100株)を入力
- 目論見書を確認する
目論見書とは投資判断に必要な重要事項を記載したもので、必ず確認する必要があります。
以上を済ませたら、『申込確認』ボタンをクリック、内容を再度確認したら『申告』します。
②抽選・当選者通知
申告後、期日がきたら抽選が行われます。
抽選結果はメールまたはネット画面での確認が可能です。
③購入意思表示・入金
当選したら、専用の画面で購入意思を表示します。
購入意思を表示する前に入金を済ませましょう。
改めて購入意思表示の画面で、
- 目論見書の確認
- 購入株数の入力
を入力して『確認』ボタンをクリックします。
④購入確定
確認ボタンのクリック後、申込み株数やその分の入金が証券会社に確認され問題なければ、
『購入確定メール』が届きます。
⑤購入株の確認
購入確定後、自分のページに当選銘柄の子株(5桁のコード)が割り当てられていることを確認します。
また、上場日の前営業日の5:30以降に正式に配当株が割り当てられていることも確認します。
最後に、上場日の前営業日の16:00以降、予め売り注文を出しておくこともできますので、初値で売却したい方は売り注文を忘れずに出しておきましょう。
まとめ:SBIネオトレード証券はIPO当選の穴場かも【申込み資金不要】
この記事ではSBIネオトレード証券の以下のような特徴やメリットを紹介しました。
- IPO抽選参加の資金が不要。
- IPOの購入・売却手数料が無料。
- 購入資金の入金や出金手数料が無料(入金はクイック入金利用時)。
- IPO抽選は、割り当ての10%を完全平等抽選。
IPOは1年中実施されていますが、多い月もあれば少ない月もあります。
ということで、この記事は以上です。